節税したい
書類の保管
書類をなくさない
経費にするためには、購入金額を証明するものが必要です。請求書が届いた場合に、引き落としになる金額を確認したら、すぐに捨てる場合は注意が必要です。買い物をした時にレシートが発行されますが、これが確定申告をスムーズに進める重要なアイテムとなります。カード払いのレシートを保管せず、請求書も保管しないという習慣がある場合、通帳から引き落とされた金額が経費に該当するのかを証明する書類が全くないという事になります。
また、口座に入金になる売上や補助金・交付金などがある場合は、振込金のお知らせとともに、申告の際の仕訳についても記載があります。この振込に関する書類の保管を行っていない場合も、処理方法を間違ってしまうと所得税を多く払うことになる場合があります。
レシートを捨てない
スッキリとした生活空間を望み、レシートや請求書などを「不要物」と考える場合は、注意が必要です。給与をもらっていれば捨てても問題ありませんが、事業をしているとなれば話は別です。事業用の用品を購入していたのに、経費になる証明書をうっかり捨ててしまっていることになります。
「捨てていないはず」というのも要注意です。ゴミ箱に入れていないが、どこにあるかわからないという場合ですが、すぐに取り出せないのでは、捨てたと同じです。
保管場所を確保し「しまいやすく、取り出しやすい」環境を作ることが重要になってきます。また、書類の保管場所を決める事で、家じゅうに散らかった書類をまとめることが可能になるので、生活スペースに紙が散らかっているという状態も回避できるようになります。
収入があったら領収書を発行する
経費を証明するために必要なのが「レシート」です。では、売上を証明するのは、何でしょう。あなたがサービスを提供したり何かを販売した場合に、お客様に領収書を渡していますか?お客様に渡す領収書の控が、売上を証明するものとなります。
節税を望むなら
納付する所得税をできるだけ減らしたいのであれば「書類を保管すること」です。
税理士の先生方が行う無料相談会があるのはご存知ですか?
書類をすべてそろえた状態で相談に行くと、かなり細やかな相談と今後の節税対策も教えてくださいます。書類さえそろっていれば、相談会場で申告書の作成と確定申告まで無料でして下さる場合もあります。事業を行っている人だけでなく、世の中のすべての人が節税をしたいと考えていると思います。
節税の近道は「書類の保管」であり「書類をきれいに整える」ことではないでしょうか。
保管するためのアイテム
我が家で書類の保管に使用しているのが、レターケースです。一番下が深いタイプを使用しています。「これは経費かな?」「事業用かな?」「どこにしまおうかな?」忙しい日常の中で、毎日分けて保管するというのは理想的だとしても、出来るかどうかは別問題だと思うのです。
今日は出来るけど、明日は出来ないかもしれない…
出来なくたっていいんです。捨てなければ。
なんでも引き出しに入れ「溜まった書類を見える化」すると、「書類を整理する日」が必要なことがわかります。それが、一ヶ月に一回なのか半年に一回なのかは、自分次第です。
たとえ年に一回しか経理の仕事をしないとしても、レターケースの深い引き出しに入る程度であれば、一日で頑張ることは出来るのではないでしょうか。ただし、この引き出しに入る量が、私の頑張れる限界量です。できるだけため込まずに翌年までいけたら、比べ物にならないほど確定申告が楽になるだろうと思います。
捨てない工夫で、節税しよう
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